「読み聞かせって何歳からがいいんだろう」「何歳になったらやめるべきなんだろう」。3人の育児をしていても、この2つの質問には毎回悩まされてきました。今日は、わが家なりに見えてきたことをまとめてみます👶
時期ごとの様子を、ざっくり図にするとこんな感じです。
🍼「何歳から」は、思っているより早くて大丈夫みたいです
長女のときは、首も座っていない生後2ヶ月ごろから、なんとなく絵本を見せていました。正直、内容が分かっているとは思えませんでしたが、声や絵の色に反応しているような気配はありました。3人目のときには、産院にいる時期から声だけでも聞かせていました。「早すぎるかな」と迷う時間があるくらいなら、気になったタイミングで始めてしまって問題ないと感じています。早すぎて困ることは、今のところ一度もありませんでした。
🧸 0〜1歳:反応があってもなくても、続けてみる
この時期は「聞いているのかどうか分からない」が正直な感想でした。ページをすぐ閉じてしまったり、本をかじろうとしたり。それでも、声を聞く時間そのものに意味があると割り切って、短い時間だけ続けていました。
🎈 2〜3歳:好みがはっきりして、繰り返しを求めてきます
この時期になると、同じ本を「もう一回」とせがまれることが増えました。大人からすると単調に感じますが、繰り返すことで言葉やお話の流れを覚えていっているようで、この「またこれ?」は歓迎すべきサインなのだと捉えています。
📖 4〜6歳:物語の奥まで考えはじめます
長女が5歳になったころ、絵本の内容について「なんで?」と質問してくることが増えました。ストーリーをただ追うだけでなく、そこに書かれていない部分まで想像するようになってきた証拠なのだと思います。この時期は、読んだあとに少し会話をする時間も、内容そのものと同じくらい大事にしています。
🏛️ 自治体の取り組み「ブックスタート」にも、ヒントがあります
「何ヶ月から読んでいいの?」と迷った時の、参考になる取り組みがあります。「ブックスタート」は、0歳児健診などの機会に、絵本をひらく楽しい体験と絵本をセットでプレゼントする、自治体の事業です。NPOブックスタートによると、全国1,100を超える市区町村で行われています。
もとは1992年にイギリスで始まり、日本では2000年の「子ども読書年」をきっかけに紹介されて、2001年4月に12の市町村で始まったとされています。その考え方は、赤ちゃんにとっての絵本は「読む」ものではなく、「読み手と共に楽しむ」ものだ、というものです。
つまり、赤ちゃんの頃は、内容を理解してもらうことより、抱っこして、絵本をひらく時間そのものを楽しむことが、大切にされています。反応が薄くても、ページを全部読めなくても、気にしなくて大丈夫、と言い換えられるかもしれません。お住まいの自治体で実施されているかは、健診の案内や、図書館に聞いてみてください。
🧭 0〜1歳の、はじめ方のヒント
はじめる時に、無理なく続けやすい方法をまとめます。どれも、「こうしなければいけない」ではなく、ひとつの目安です。
- 1〜2ページだけでもOK:最後まで読もうとしなくて大丈夫です
- 抱っこして、顔が見える姿勢で:声と、ぬくもりを、一緒に感じてもらいます
- 同じ本を、くり返す:赤ちゃんにとっては、くり返しが安心につながります
- 絵がはっきりした、短い本を選ぶ:色や形が分かりやすい本が、手に取りやすいです
- 本をなめたり、かじったりしても、気にしすぎない:触って確かめる時期です
選び方の考え方は、「3人の絵本の好みの違い」にもまとめています。
🌱「何歳まで」に、期限は無いのかもしれません
長女は自分でも文字を読めるようになってきましたが、読み聞かせをやめる予定はありません。自分で読むのと、読んでもらうのとでは、味わい方が違うようだからです。「何歳まで」という期限を決めるより、子どもが求めている間は続ける、くらいの緩さでいいのではないかと、今は思っています。
📎 参考にした資料
- 国立国会図書館「カレントアウェアネス-E」No.487、NPOブックスタート「ブックスタートにおける『多言語対応絵本』の取組<報告>」(https://current.ndl.go.jp/e2732)
- 西東京市「図書館における乳幼児へのサービスについて~絵本と子育て事業を通して~」(https://www.city.nishitokyo.lg.jp/siseizyoho/sesaku_keikaku/sogo_kyouiku/shiryou/sougoukyouikukaigir4-3.files/r4-3_siryou2.pdf)